「走れるうちに、走っておく。」
そう思わせてくれるのが、5月末から6月頭にかけての**“梅雨入り前”の朝**だ。
起きた瞬間の、ひんやりした空気。
肌をなでるような優しい風。
空気が澄んでいて、目に入る景色がどこかクリアに見える。
今日は少し早起きして、家の近くをぐるりと回ってきた。
それだけなのに、ずっと気分がいい。
■ 5月末の朝ライドが気持ちいい理由
この季節の朝は、“ちょうどいい”。
真夏のように蒸し暑くもなく、冬のように指先が凍えることもない。
ジャージ1枚で走り出せて、走っているとじんわりと汗がにじむくらい。
この快適さは、1年のうちでも本当に一瞬しか味わえない特別な時間。しかも、梅雨が始まればなかなか外に出られない。
そう考えると、「今しかない」と思って、ついペダルを踏みたくなるのだ。
■ 早朝ならではの“ご褒美”
街はまだ目覚めていない。
車の数も少なく、聞こえるのはタイヤがアスファルトをなぞる音だけ。
川沿いのサイクリングロードを流していると、すれ違うのは同じように“今”を楽しんでいるサイクリストばかり。
軽く挨拶を交わしてすれ違うと、不思議と気分が高まる。
橋の上からは、朝焼けが水面に映る景色が見えた。
この光景を見られただけでも、早起きした価値がある。
■ 朝ライドのメリットって?
空気がきれい(排気ガス少なめ、風が気持ちいい)
日差しがまだ弱い(紫外線が少なく日焼けしにくい)
渋滞や信号待ちが少ない(スムーズに走れる)
朝から代謝が上がる(一日をシャキッと始められる)
さらに、ライド後の朝ごはんがめちゃくちゃ美味しい!
■ ルートは“ぐるっと1時間”でもOK
長距離じゃなくていい。
時間にして30分~1時間でも、朝の静かな時間に走るだけで、気分がリセットされる。
おすすめは以下のようなルート:
自宅 → 川沿い or 土手道 → 小さな丘を1つ越えて → 帰宅
平坦を中心にした“風を感じるルート”
朝焼けスポットを入れ込むのも◎
帰ってきたら、そのままシャワーを浴びて、コーヒーとホットサンドで朝ごはん。
最高の休日の始まりだ。
■ まとめ:梅雨前の“走れる今”を味わおう
6月に入れば、雨や湿気で外ライドは減っていく。
だからこそ、5月末からの1〜2週間は、ロードバイク乗りにとってのゴールデンタイムとも言える。
「朝、外を走るってこんなに気持ちよかったんだ」と、きっと思えるはず。
難しく考えなくていい。
ウェアを着て、ボトルを入れて、ペダルを回すだけ。
それだけで、“今日がいい日になる予感”がする──
そんな朝ライド、ぜひあなたも試してみてください