今年もこの季節がやってきた。
梅雨。
ライド好きにとっては、天気予報とにらめっこの毎日。
「明日の朝なら走れそうか?」「昼には止むかも?」なんて天気アプリを何度も更新しながら、結局外はずっとザーザー…なんて日も少なくない。
そんなとき、僕の強い味方になってくれるのがZwiftだ。
Zwiftって、実は“めちゃくちゃ走った感”が強い
外に出なくても、バイクに乗れて、景色が動いて、他のライダーと競争までできてしまうZwift。
最初は「まあ運動不足解消にいいかも」くらいの感覚だったけれど、今では雨の日にはむしろZwiftがしたくなるレベル。
汗の量が本当にすごい。
30分も走れば、タオル2枚は必要。
心拍も上がるし、短時間でもギュッと集中して追い込めるから、「今日もちゃんと走ったぞ」という満足感がすごくある。
正直、外ライドよりも「やりきった感」があることも多い。
ただし、家族の評価は…いまいち(笑)
…そんな僕の情熱とは裏腹に、家の中ではちょっとした問題が発生する。
「音うるさい!」
と、家族からのクレーム。
特に夜、ローラー台の振動音や、僕が汗だくでゼーハー言ってる音が気になるらしい。
「お父さん、うるさいから部屋のドア閉めて!」
「足ドンドンしてるみたいで2階揺れるんだけど?」
と、小言が飛んでくる。
すまん、でも、これも立派なトレーニングなんだ…!
そんな心の声を押し殺して、こっそりバスタオルを床に敷いて静音対策してみたり。
扇風機の風量を“強”から“中”に下げてみたり。
少しでも“騒音ライダー”にならないよう努力している、つもりではある(笑)
雨の日を「整える日」として活用するのもあり
とはいえ、ずっとZwiftばかりやっているわけではない。
雨でどうしてもテンションが上がらない日もある。
そんなときはギアの整理やバイクのメンテナンスに時間を使う。
汚れたチェーンを丁寧に磨いたり、サドルバッグの中身を見直したり。
「このCO2ボンベ、期限切れてるやん!」
「この補給食、いつのやつ?」なんて発見があったりして、ちょっと楽しい。
地味だけど、この作業をしておくと、次の晴れライドがすごく快適になる。
準備が整っているだけで、気持ちの軽さが全然違うのだ。
梅雨は「走れない」じゃなく「準備する」時間
以前は「雨だから走れない=ストレス」だった。
でも、今は「雨だからこそZwiftでしっかり汗をかける」
「雨だからこそ装備を見直せる」と前向きに捉えるようになった。
Zwiftでたっぷり汗をかいて、ローラー終わりにタオルを首にかけて冷えた麦茶を飲む。
静かな室内でも、体は全力を出し切っている。
その達成感が、次の晴れた日に“もっと遠くまで行こう”という気持ちにつながる。
まとめ:雨の日も、楽しめる自転車生活を
梅雨は確かに、ライドには厄介な季節かもしれない。
でも、Zwiftやメンテナンスを通じて、「自転車との付き合い方」を見直すいいチャンスでもある。
なにより、外に出られなくても自分の中の“ライド欲”を満たせる手段があるって、実はとても幸せなことだと思う。
家族には「またやってるの?」と笑われながら、
今日も静かに、でも全力でペダルを回す。
その先にあるのは、雨上がりの、ちょっとだけ整ったバイクと、より軽やかな自分なのだ。