「どこか遠くへ出かけたいけど、時間がない」
「キャンプに行きたいけど、準備が大変」
そんなときこそ、庭やベランダで楽しむ“おうちキャンプ”が、心にちょうどいい癒しを与えてくれる。
今日は、バーナーとホットサンドメーカー、そしてお気に入りのドリッパーだけを使って、のんびりと過ごす休日の「庭キャンプランチ」の魅力をご紹介したい。
遠くに行かなくても、特別な時間はつくれる
朝はいつも通りに目覚め、ゆっくりと支度をする。
バーナーとホットサンドメーカー、そしてお気に入りのマグカップとコーヒー器具を持って、庭に出る。
特別な道具はいらない。ほんの少しの時間と気持ちの切り替えだけで、普段の景色が“アウトドア空間”へと変わっていく。
外で感じる風、空の色、鳥の声、草の匂い。
ただ庭にいるだけなのに、不思議と心がほぐれてくる。
「キャンプに行きたいなぁ」と思っていた気持ちが、「ここでも十分贅沢じゃない?」という感覚に変わっていくのがわかる。
ホットサンドメーカーだけで楽しめる、極上のランチ
今日の主役はホットサンドメーカー。
パンと好きな具材さえあれば、無限にアレンジが効く万能調理器具だ。
僕がよく作るのは、ベーコンとチーズ、スライストマトを挟んだシンプルなホットサンド。
バターを軽く塗ったパンをパチンとホットサンドメーカーに挟み、バーナーでゆっくりと両面を焼く。
ジュウジュウと焼ける音とともに、バターの香りが庭に広がる瞬間、ふっと肩の力が抜ける。
外で作るホットサンドは、なぜこんなにもおいしいんだろう。
いつもの食材なのに、外の空気と一緒に味わうだけで、何倍も豊かになる。
焼きあがったパンのカリッとした食感と、とろけるチーズのコントラストは、まさに“外ランチ”のご褒美だ。
コーヒーはドリップで、ゆっくりと
食後に欠かせないのが、ハンドドリップで淹れるコーヒー。
豆を挽いて、じっくりとお湯を注ぐこの時間は、ただの「飲むための準備」ではない。
コポコポとお湯が落ちていく音、ふわりと立ち上がる香り、マグカップに注がれる黒い液体──
すべてが心を整えてくれる。
お気に入りのマグカップを手に、ゆっくりと腰を下ろしてひと口。
苦みと酸味、そして香りが口いっぱいに広がる。
たった一杯のコーヒーが、心の余白を広げてくれるような気がする。
贅沢って、こんな時間のことかもしれない
結局、キャンプの本質って「どこに行くか」よりも、「どう過ごすか」なんだと思う。
庭でも、ホットサンドとコーヒーがあれば、それだけで“豊かな時間”がつくれる。
スマホを置いて、ただのんびりと目の前の食事と風景に集中する。
自分で焼いたホットサンドと淹れたてのコーヒーを楽しむだけで、心のなかのざわざわがすっと静まる。
休日の昼、外に出かけなくても、自然と向き合わなくても、
「今日はいい日だった」と思える時間が、こんなにも身近にあるということを、最近ようやく知った。
おわりに:誰でもできる“小さな贅沢”をあなたの庭で
キャンプは好きだけど、遠出する時間がない。
でも、リフレッシュしたい。自然を感じたい。
そんな気持ちを持つ人は多いはず。
だからこそ提案したいのが、「庭キャンプメシ」。
バーナーとホットサンドメーカー、そしてお気に入りのコーヒーセットがあれば、それだけで完璧。
自宅の庭でも、ベランダでも、ちょっとした非日常が始まる。
肩ひじ張らず、身構えず、ただ好きなものを焼いて飲む。
それだけで、気持ちのいい休日になるなんて──最高じゃないですか?