~子供と一緒に金融について学ぶチャンス~
最近、「子供のマネー教育」というキーワードを目にするようになりました
私自身でも20年以上前から、株式投資などの資産運用をしているので、すでに資産運用などをしている人向けの新たな提言なのかな?って思っていました
しかしそれは全く違っていました
その要因は2022年から高校のカリキュラムに「資産形成」に関する内容が導入されることになったことにより、より多くの方がマネー教育について関心を持ったからでした
今までの日本における金融教育は全くと言っていいほどなく、強いて言うのであれば小学生で買い物などを通じて「お金の流れ」について理解する程度です
それでは今後さらに進むグローバル化の波に押しつぶされます
だからこそ金融教育が必要です
金融教育を受けてこなかった世代も学ぶ必要があります
金融リテラシーとは
1 金融リテラシー
お金に関する金融や経済に関する知識や判断力のこと
2 金融リテラシーは基礎項目
お金との適切な付き合い方を知ることは、子どもにとって“基礎科目”です
3 金融商品を理解し判断する力
生命保険や損害保険などの金融商品・自分の収入やライフスタイル、将来の人生
設計などを踏まえて、保険や資産運用に関する情報を集め、理解し、判断する力が
必要です。このようなお金にかかわる、金融や経済に関する知識や判断力を身につ
けよう
4 犯罪を見抜く力
詐欺などの投資話を持ち掛ける悪質商法や投資詐欺の被害が後を絶ちませんが、
それを見抜き回避する判断力は確かな生活を実現できるようにするためにも、金融
リテラシーを育む「金融経済教育」が必要です
資料:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)(平成25年)を基に作成
(注)
1. 金融資産非保有世帯を含むベース。
2. 「生命保険」は、これまで払い込んだ保険料の総額。ただし、掛け捨ての保険、年金型商品は除く。
3. 「個人年金保険」は、これまで積み立てた掛け金の総額。ただし、公的年金の掛け金を除く。
4. 「債券」、「株式」、「投資信託」は時価。「株式」には従業員持株制度による株式を含む。
5. 「その他金融商品」は抵当証券、金貯蓄口座、オプション取引などです。
金融経済教育
1 金融経済教育とは
「金融リテラシー」を身に付けるための教育が、金融経済教育です。
金融リテラシーの向上は、一人一人が経済的に自立し、より良い暮らしができる
ようにするものです。
((意義・目的について、金融経済教育のあり方について検討を行ってきた金融庁の「金融経済教育研究会」が平成25年4月に公表した報告書をもとにすると、金融経済教育の意義・目的を次のように説明することができます。)
(1)金融リテラシーで生活スキルを高めよう
金融全般の基礎を知るとともに、様々な金融商品や金融サービスの特性を理解し、情報を集める ことを習慣化し、それらの知識・情報をもとに適切に判断するこを備えることが必要です。自分 自身と自分の家族のために、金融リテラシーは大事な生活スキルなのです。
(2)金融リテラシーを向上して、健全で質の高い金融商品を育てよう
私たち一人一人の金融リテラシーが向上し、質の良い金融商品や金融サービスを選択することで、質の改善が図られ、より良い金融商品や金融サービスが普及していくことが期待されます。
(3)家計の金融資産を有効活用しよう
日本の家計金融資産の合計は約1,600兆円。その過半数が預貯金で運用されています
家計金融資産の分散・長期投資は、成長分野への持続的な資金供給につながるなど、経済全体の成長に貢献することも期待されます。
詐欺などの投資話を持ち掛ける悪質商法や投資詐欺の被害が後を絶ちませんが、
それを見抜き回避する判断力は確かな生活を実現できるようにするためにも、金融
リテラシーを育む「金融経済教育」が必要です
最低限身につけておきたい「金融リテラシー」4分野・15項目
分野1. 家計管理
(1)適切な収支管理(赤字解消・黒字確保)を習慣にすること
分野2. 生活設計
(2)ライフプランを明確にすること
分野3. 金融と経済の基礎知識と、金融商品を選ぶスキル
【金融取引の基本としての素養】
(3)契約をするとき、契約の基本的な姿勢(契約書をよく読む、相手方や日付・金額・支払い条件などが明記されているか、不明点があれば確認するなど)を習慣にすること
(4)情報の入手先や契約の相手方である業者が信頼できるかどうかを必ず確認すること
(5)インターネット取引の利点と注意点を理解すること【金融分野共通】
(6)金融と経済の基礎知識(単利・複利などの金利、インフレ、デフレ、為替、リスク・リターンなど)や金融経済情勢に応じた金融商品の選択について理解すること
(7)取引の実質的なコスト(価格、手数料)を必ず確認すること【保険商品】
(8)自分にとって保険でカバーしたい事態(死亡、病気、火災など)が何かを考えること
(9)カバーすべき事態が起きたとき、必要になる金額を考えること
【ローン・クレジット】
(10)住宅ローンを組む際の留意点を理解すること
ア.無理のない借入限度額の設定、返済計画を立てること
イ.返済を難しくさせる事態に備えること
(11)無計画・無謀なカードローンやクレジットカードなどの利用を行わないことを習慣にすること【資産形成商品】
(12)高いリターンを得ようとする場合には、より高いリスクを伴うことを理解すること
(13)資産形成における分散(運用資産の分散、投資時期の分散)の効果を理解すること
(14)資産形成における長期運用の効果を理解すること
分野4. 外部の知見の適切な活用
(15)金融商品を利用するにあたり、外部の知見を適切に利用する必要性を理解すること
※出典 金融庁
こちらが「マネー教育」となるそうです
聞いてみればどれも聞いたことがあるし、普段の生活の中で必要な知識でもあります
これからはお金にも働いてもらうという感買も必要になってくるのでしょう
ちょうどいい機会ですし、子供と一種に学んでいくのもいいと思います